一線で働く医療業界人の本音を訊く!vol1-派遣会社編-(中編)

前編では、新しい薬剤師の働き方について尋ねた。中編では派遣の現状について訊いてみる。(訊き手:小原一将)

 

派遣業者として「派遣」という薬剤師の働き方の現状、そして未来についてどのような考えを持っていますか?

派遣のニーズは下がっていきますね。というかもう下がっていますね。

登録する薬剤師は増えているような気がしますが・・・

違います。受けてくれる企業が減っています。派遣っていう形はほとんど必要とされなくなってきています。先ほどお話があったように派遣として働きたい薬剤師は増えるでしょうけど、企業側からそういったニーズが少なくなってきていて難しいですね。

企業は正社員で欲しいということですか?

そうですね。市場のニーズは間違いなく正社員です。長く腰を据えて働いてくれる若い人が求められています。

 

これは私にとっても意外だった。

企業としては繁忙期だけ人員を補充でき、薬局業界が傾いてきたら処理することができる派遣薬剤師のニーズはまだまだあるのかと思っていたが、今の市場ニーズは正社員であるようだ。

派遣薬剤師をして生計を立てながら、ライフワークを楽しむといった薬剤師の生き方は今後難しくなっていくのかもしれない。

 

フリーの薬剤師のような人は田舎などの薬剤師が足らないところには必ずニーズはありますね。単発で色々なところに行くことができるような人がいれば絶対に重宝されます。

派遣ではそれが難しいので、個別で契約するなどすればそういった働き方はアリだと思います。

 

派遣会社の派遣薬剤師として働くには派遣法が重要となる。みなさんがフリーの薬剤師としてイメージしている色々な薬局や職場にスポット的に働きにいくような薬剤師というのは派遣会社からは難しいらしい。

自由な時間を多く作り出して良好な人間関係のもと、都会で様々な場所を移動しながら働くことができれば憧れるだろうが、薬局業務をする薬剤師として考えた場合は現実的ではないとのこと。

ただ、このスタイルをそのまま田舎に移せば可能になる。私が以前から主張しているように、薬剤師の価値というのはレアリティ(希少性)であることからも頷ける。

ここで一言付け加えられた。

ニーズはありますけど、どこでもやれる薬剤師としてのスキルとコミュニケーション能力が必要になります。

後編に続く

 

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