一線で働く医療業界人の本音を訊く!vol1-派遣会社編-(後編)

派遣会社編ラストの後編では今後の薬剤師に必要なものと展望についてお話してもらった。(訊き手:小原一将)

 

5年ほどこの業界で働かれていますが、昔の・・例えば4年制の頃の薬剤師と今の薬剤師に違いはありますか?

6年制の薬剤師さんの方が上だと思いますよ。それは薬剤師の技術的なものもそうなのだと思いますけど、何というか人として能力が高いなと思っています。
今の子らの方が現実を知っているなと思うので、こちらとしては売りやすいですね。

今後、薬剤師の質は上がるということですか?

そうですね。もっと良くなっていくんじゃないですか?薬剤師という資格だけで食べていくことが難しくなってくれば本当に医療をやりたい人が増えていくのではないでしょうか

 

薬剤師という業界への未来は明るくないが、だからこそ本当にやりたい人しか薬剤師にならないと考えているようだ。

私としては、業界が盛り上がらなければ有能な人材は流入してこないと思っている。

確かに意欲がある人しか薬剤師にならないという可能性はある。しかしそもそも優秀な人が薬剤師を目指すことがなくなってしまうのではないかと思ってしまう。

 

良い薬剤師とはどのような人でしょうか?

私は派遣会社の人間なのでその視点から見ると、空気を読む能力はまず必要ですよね。やっぱり薬剤師さんたちはそういう力がないなと思う人が少なくないです。

専門職ですが周りとうまくやる能力は必要ということですね。

コミュニケーション能力は絶対に必要になります。わがままで扱いにくい方もいますので。

企業に紹介するとしたら飲食店のバイトをしていると紹介しやすいですね。そこで色々な経験をされていると思うので。どんなアルバイトをしているか、コミュニケーションスキルがあるかどうか、そのようなところが重要ですかね。経営者に私がプレゼンしやすくなります。

以前は違う場所で働かれていて、現在は人の多い都会での勤務ですが薬剤師の質は変わりますか?

都会の方が人材のレベルが高いと思いますね。意識も高い。やっぱり学歴って大事なんだなと思います。それが全てではないですけど、偏差値が高い大学の人と低い大学の人を比べると違いが分かります。

 

今後の薬剤師、薬局業界の展望を教えて下さい。

二極化していくんじゃないですかね。上は2000万円くらい稼ぐような人もいれば、下は400万円くらいで一般企業と変わらないくらいになるでしょう。でもそうなっていくと医療の質は上がると思います。そうなって欲しいですね。

私としては2000万稼ぐような薬剤師の方の担当になりたいですね。
そうなると面白そうです。

 

今回のインタビューで気づいたことは、薬剤師のことを意外と好意的に捉えてくれており期待もしてくれていること。そして、ビジネスとして割り切って薬剤師という存在を捉えているということ。

趣旨から外れるのでこちらには記載しないが、派遣会社として取り組んでいる内容も教えてくれた。もちろん、そこには薬剤師という言葉はなかった。

将来的には薬剤師の派遣事業というビジネスモデルは収束していき、それについて当然派遣会社はだいぶ前から手をうっている。これから薬剤師を目指す学生やそのような子どもを持つ保護者の方たちはこの現状を踏まえて将来の準備をしてもらいたい。

 

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